インド映画『マガディーラ 勇者転生』を観ました

2009年7月インド公開作品

あらすじ

1609年、ウダイガル王国。近衛軍の伝説的戦士バイラヴァは、国王の娘ミトラ姫と愛し合っていたが、王国とミトラ姫を我が物にしようと企む軍司令官ラナデーヴの邪悪な陰謀により、非業の死を遂げる。400年後のハイデラバード、バイラヴァはバイクレーサーのハルシャという若者に生まれ変わっていた。ハルシャはある日、町で偶然にある女性の手に触れた途端、脳裏に前世の記憶が甦るが、その女性を見失ってしまう。やがてハルシャはミトラ姫の生まれ変わりインドゥと運命の再会を遂げるが、かつて二人の仲を裂いたラナデーヴも、インドゥの従兄弟ラグヴィールとして生まれ変わっており、再び悪逆非道な罠を仕掛けてくる。

 

引用:Filmorks映画より



「マガディーラ勇者転生」の感想

インド映画、RRRにはまってしまい3回も劇場に足を運んでしまうくらいで、家でもYou TubeでS.S・ラージャマウリ監督やラーム・チャランさん、NTR Jr.さん関連の動画やメイキング動画を観漁っていたのですが、そんな中ラージャマウリ監督の作品は凄いんだという話をNTRさんがしている場面を何度も拝見し、他の作品にも興味が出てきたのでバーフバリを観ようと思ったのですが、なんとなくRRRつながりで今回はラーム・チャランさんが出演されている作品を観てみることにしました。

このブログを書いている現在は2023年1月なので、この作品が公開されたのは約13~4年前。

ということは監督がまだ30代半ばに作成した作品のためなのか、なんだかいろいろがとっても若々しいなぁという印象でした。

2人の男が1人の女性を奪い合うというストーリーで、あまりにも奪い合いが激しいので途中から「この女性のどこがそんなによいのだろう・・・」という少し冷めた感覚になってしまうのが否めないですが、インド映画特有のよくわからないところで突然ダンスが始まるパターンで、ちょっとしたブレイクタイムとなり面白かったです。

音楽の担当もRRRと同じくM・M・キーラヴァーニさんでしたが、ナトゥナトゥとかドスティのような感じとはちょっと違った感じでした。

私はドスティが好きなので、あんな感じの重厚なやつをイメージしていましたがやっぱりそうはならず恋愛映画にふさわしい情景美しい音楽でした。

戦闘シーンは人が無下に亡くなっていくので相変わらず苦手ですが、今回も主人公は無敵で絶対に負けない安心感とともに大人数をなぎ倒しておりました。

エンディングではスタッフのみなさんと演者さんの楽しいダンスタイムがあって、ニコニコで観終われるところがよかったです。

手の振り付けだけでも楽しくて真似したくなっちゃう感じのダンスなので、最後には真似して踊ってみたりして楽しみました。

役者さんピックアップ

なんと言っても今回の私的な目玉はラーム・チャランさん。

RRRの時に比べると当然ながら若々しく、映画の序盤のハルシャのパートはチャラくて「硬派なラーマとは違うなぁ・・・。」と思いながら観ていましたが、意中の相手を見つけたらまっしぐらではあったし、400年前の勇者であるバイラヴァは男らしくたくましく、まつ毛の長さと目力とバッキバキの体は健在でした。

ラージャマウリ監督の中では、チャランさんは火のイメージなのかそれともインド映画ではよく火を使うのか、今回もチャランさんのシーンでは火が効果的に使われていた印象でした。

インタビュー動画では物静かな印象なのに、役に入ると途端にオーラ漂う感じの役者さんなんだなぁと感じます。

そんなラーム・チャランさんの敵役となるデヴ・ギルさんが、ターバンのせいか平井堅さんに私的にそっくりで、はじめのほうは平井堅さんにしか見えなくなってしまったりして面白くなっちゃって困りましたが、演じているデヴ・ギルさんの顔に徐々に慣れてきたら途中からは平井堅さんがまったくちらつかなくなりました。

平井堅さんがちらついた原因はインド映画みたいなMVの『ソレデモシタイ』という曲の影響のようです。

青い所をクリックしたら、MVに飛べますのでご興味のある方は飛んで観てみてください。



最後に

やっぱりRRRは同じ監督が制作したと言えど、突然踊り出すにも意味があったように感じたのですが、マガディーラは本当に突然歌って踊りだす感じで、なんだかよく聞くインド映画のような印象です。

そこから13~4年、監督も音楽の担当さんも役者さんも熟成されて、あの大作が出来上がったのかぁと思うと感慨深いです。

今度はNTR.Jrさんが出演しているラージャマウリ監督の作品を見てみたいなぁ。

もちろんバーフバリも観たいです。

以前書いたRRRの感想をこちらに載せてみます。

読んでいただけますと嬉しいです。

インド映画『RRR』を観ました

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA