OMO5小樽 by 星野リゾートに宿泊しました
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OMO5小樽 by 星野リゾートに宿泊
小樽駅を出て運河方面に進み、スリラーカラオケがある交差点を右手に曲がったところにあるOMO5小樽by星野リゾートに宿泊しました。
ロビーには代表者がチェックインしている間に座って待っていられる長椅子が置いてあり、「小樽といえば」であるオルゴールも飾ってありました。
チェックイン時に「なんだかみんながオルゴールの棚の前に集まっているなぁ。聞いて楽しんでるのかな。」と思っていたのですが、このオルゴールは自分の好きなものを選んでお部屋に持っていって楽しむことも可能なようで、そんな素敵なおもてなしがあったことに残念ながらチェックアウト時に気づいてしまいました。
お部屋に持って行って気に入ったと思えば、観光しているときに小樽オルゴール堂で同じデザインで違う曲が入っているものを購入することも可能で、ホテルと地域のつながりを考える星野リゾートならではだなぁと感じました。
ホテルと地域のつながりと言えばこのWelcomeボード。
以前ガイアの夜明けで大阪の浪速区に新規オープンするホテルのことで星野リゾートが取り上げられたとき、オープンスタッフさんが一所懸命飲食店などに足を運びながら制作していたものの小樽バージョンがロビーの目の付くところに置いてあり、初めて生でこのボードを見たので感動。
近隣のおすすめの飲食店などが地図になっていてホテルと観光客と地域をつないでいる感じがしてほっこりしました。
このホテルは元商工会議所をリノベーションして造られたもののようで、内装がレトロで落ち着いた雰囲気。
日本法規が棚に入れられていたり積まれていたり、名残をあえて残してあるのがよかったです。
客室の様子
こちらの部屋着はロビーで借りるスタイル。
募金箱のようなものに1着あたり200円を入れる制度になっていてフロントさんも逐一チェックするわけでもないし見ているわけでもないので、まるでとれたて野菜の無人直売所のような気分。
「お客様の良心にお任せ致します」と言われているような不思議な気分になりながら、ちゃんと200円を入れて借りました。
半袖と短パンの上下セットで、短パンは膝小僧が出るくらいの結構短いタイプでした。
あんまり普段短パンや短いスカートを穿かないので、久しぶりに膝小僧を出した気がします。
「真冬にこのスタイルで過ごすのは少々寒いのでは・・・。」と思いましたが、エアコンをつけると暑いくらいだったし気密性が高い建物だったので全く問題なかったです。
お部屋の様子はこのような感じ。
ベッドに置いてあるこの枕が丸っこくて可愛い。
これはロビーにも置いてあって、ロビーで「部屋と同じのが置いてあるー」って写真撮ってたら「これはTAKAOKAYAさんのおじゃみ座布団ですよ」とフロントの方が教えてくださいました。
OMOのロゴが入ってはいないですが、TAKAOKAYAさんの公式サイトで同じような商品の購入も可能なようです。
シャンプーはこの商品が置いてあり、洗い心地はよかったです。
冷蔵庫を開けるとこのボトルが入っていて、シティホテルによくあるペットボトルのお水はありませんでした。
ごみを減らすという点で配慮されているのだと思います。
ペットボトルで置いてなくてもこちらのボトルに水を汲んできて冷蔵庫に入れておいて、必要になったらコップに注いで飲む。
これで十分でした。
面白かったことが1つありまして。
こちらの写真、朝食を食べ終わった後の光景なのですが。
靴がぽつーんと一足ドアの外に。
お部屋に入ってすぐ「NO SHOES ALLOWED」と書いてある札があるとはいえ、玄関の外に靴脱いで置いちゃっている方がいてクスッと笑ってしまいました。
日本語だと「ここから靴を脱いでね!」と書いてあって、ドアに入ってからその札が置いてある場所までは少し空間があったのでそこに靴を置いておくんだなぁと漠然と理解できましたが、きっとこちらの部屋には外国の方が宿泊されていたのかなぁ。
今回の飲み1件目は「orange otaru」
1件目は調べている時点でワインに合いそうでおしゃれだなと感じていたorange otaruさんへ。
OMO5のWelcomeボードにもこのお店が載っていました。
思い描いていたイメージと違って入ってみると知る人ぞ知るというようなコアな外国のアーティストのライブ映像がスクリーンに映しだされており、なんとなくディープな印象でした。
多分音楽好きな店主さんが、好きな音楽とお酒を楽しみながら経営されているのかなぁという感じ。
ん-、ちょっとアウェーな気分だなぁ・・・。
と思っていたら、運ばれてきたお料理がとてもおいしくてワインに合う。
アウェーな気分といいつつも、お料理がおいしいくてビールとワインを合わせて3杯くらいいただいちゃいました。
今回の飲み2件目は「酒楽や恵方」
そして、2件目へ突入。
カウンターに6人くらい座れるような感じで、店主さんや居合わせたお客さんと気さくに話をしながら呑めるお店です。
人見知りのため、はじめは少し緊張していたのですが店主さんがうまく話を回してくれたりしたので、他のお客さんとも話すことができました。
こちらでは小樽ビールをいただき、お店の看板メニューであるもつ煮込みとかいろいろいただいたのですが、お店にいる皆さんといろいろお話ししているうちに写真を撮るのを忘れてしまいました。
「先生」と呼ばれている方々とか、外国からの留学生とか、小樽や旅好きな女性客とか、いろんな方とアットホームにお話しできる空間で、屋台村の常連さんは屋台村の中で何軒かはしごしていたり、近くのお店で提供されたグラスのお酒を持ったまま店の中に登場したり結構自由で面白かったです。
店主さんも外を通っている人を眺めては「あ、あの子が来た」とか「あ、あの先生が来た」と言っては席の心配をしたり、「今空いてるー?」ってひっきりなしにお客さんが顔を出していたので、人気のお店のようでした。
朝食はおしゃれなバイキング
今回の宿泊は朝食付きで、バイキングでした。
小さなパンがたくさん置いてあるブースは、可愛い板が後ろに置いてあって写真映えするようにできているのが素敵。
持ってきたプレートの写真に写っている長細いグラスはお寿司で、提供の仕方がとってもおしゃれ。
私はグラスのお寿司をグラスからそのままスプーンですくって食べていたのですが、お隣の人はグラスからお皿に移して広げて食べていて、そういう風に食べるとどんな食材が入っているか見えるし、イクラが散らばって綺麗だなぁと思ったのでそれもそれで楽しい食べ方だなぁと思いました。
フレーバーウォーターのコーナーもあったり、天井には赤いシャンデリアがつるしてあったりして面白かったです。
雪あかりの路にも行ってきました
今回の小樽滞在の目的は、小樽の代表的なイベントのひとつである「雪あかりの路」を見に行くことでした。
イベント会場は小樽駅から徒歩で行ける小樽運河会場や手宮線会場などから、バスや車で行く天狗山までいろいろなところに点在しています。
こちらは2023年の会場マップ。
天狗山会場
今回は足をのばして天狗山会場まで行くことにしていたので、『小樽天狗山バスセット券』を使って移動しました。
小樽駅発着だと1800円で購入でき、ロープウェイの往復が1400円なので(2023年2月現在)天狗山に向かうバス代も含めるとお得だし、バスの乗車やロープウェイ乗車の際にこの券さえ見せれば乗降がスムーズでとっても便利。
小樽のバスも乗り放題なので、のんびりバスで1日でいろんな観光地に行きたいなと思う方にはとてもお得だと思います。
せっかくバス券を買ったのでバスを使って小樽築港まで足をのばし、新南樽市場の佐藤食堂さんでお寿司を食べました。
その後、お団子で有名な新倉屋さんでお団子をつまもうと思ったのですが、残念ながら現在は新型コロナウイルス対策のため店内で食べることができませんでした・・・。
バスまでの待ち時間にちょっとしたスペースを見つけてお店の外でお団子をつまみ、雪あかりの路の開始時間である17時を目指して天狗山に向かいました。
この日は雪あかりの路の初日だったのでバスはギューギューに混んでいたし、ロープウェイも乗るまで結構な待ち時間があったけど、人気のイベントには待ち時間が付き物ですしそれもまた思い出。
上記バス券を購入して一番よかったことは、ロープウェイ乗り場に着いたときロープウェイの搭乗券を購入する人で結構な行列だったのですが、バス券のおかげで並ばなくてよかったことだなぁ。
ロープウェイに乗って山頂につくと大きな「天」の文字がお出迎え。
天狗神社のようなものがあったり、キャンドルに囲まれたフォトスポットがあったり。
そして何より、天狗山は夜景がとてもきれい。
ちょっと天狗の館を覗いてみたり。
無数の天狗が展示されており、圧巻。
小樽運河会場
小樽市街に帰ってきてから、運河会場のほうも少し覗いてみました。
懐中電灯を顔の下から照らしたときみたいな雪だるまがあって、それもシュールで面白いし無数のキャンドルに照らされた運河は幻想的。
雪で固められたフクロウたちとか、ハートのオブジェとか。
運河プラザ会場にはこういったモミジとかお花が入った氷で飾られていたりして素敵でした。
毎回、雪あかりの路のイベントに行くと、風で消えちゃうろうそくの炎との戦いとか、大雪の日にはせっかく作った飾り付けたちが埋もれてしまって対策に走ったりとか大変なことがたくさんあるだろうなぁと、想像すると少し気が遠くなります。
なので、スタッフさんらしき方を見つけては「おつかれさまです。今年も開催してくれてありがとうございます。」と心の中で感謝しております。
ちょっと雪で埋もれて見づらいですが、韓国や台湾などからイベントを手伝いに来てくれているボランティア団体もいるみたいで、雪の中に国旗が描かれていました。
あとがき
OMO5のスタッフさんは、ちょっとしたつぶやきを拾ってさりげなく手伝ってくれたり、教えてくれたりするので旅先での触れ合い持てた感じがして嬉しかったです。
例えば上記のおじゃみ座布団のこととか、朝食を食べているときにはフレーバーウォーターにはこんなものがブレンドされているんですよーというお話。
そういった話は、私が何気なく同行者に「これいいね」とか「これはこの食材が入っている気がする」とかつぶやいたときに拾って教えてれたのです。
あえてそこでスルーしてお客さんだけで会話を楽しんでもらうというホテルも多いのかもしれませんが、なんとなくこちらのホテルはお客さんとスタッフさんの対話というのも大切にしているように感じました。
今回呑みに入った酒楽や恵方さんにいたお客さんは、小樽の人たちはあったかいので好きだと話していたので小樽という土地柄もあるのかもしれません。
またタイミングが合えば雪あかりの路を見に行こうと思います。
最後に、北海道で人気のシマエナガの雪像と、夜は虫歯がなかったのに朝になったら虫歯があったサメの雪像の写真を載せて終わりにします。
北海道はどこに行ってもシマエナガのグッズがあります。
北海道の推し、シマエナガ(とミッフィー)。
そして、夜は虫歯がなかったのに朝になったら虫歯があったサメの雪像。
多分、虫歯の原因は甘いミルク入りのコーヒーだと思われます。
以前、積丹~小樽のバスツアーに行った時のブログを載せてみます。
よろしかったら読んでいただけると嬉しいです。