ドリーム・プラン

2022年公開作品

実話をもとに製作された「ドリーム・プラン」を観ました。

映画の中で、子供たちが電話帳を配るシーンがあるのですが

それを見て以前、Kevin’s English Roomsでやってたネタを思い出してしまい

笑いそうになりました。

新聞配達はポストに一つ一つ丁寧に入れない。

敷地内に投げ入れればOK!ってやつを新聞が電話帳に変わっただけで

映画の中でほんとに投げ入れて配っているのをみて

彼らが大げさに演ってた訳じゃなくて

あれってほんとにほんとなんだな!と思って。

それはまぁいいとして本編のお話。

ウィル・スミスさん演じるお父さんにはずーっとイライラさせられました。

とにかく彼女たちが生まれる前から思い描いた娘育成プランを曲げない。

何があっても、誰に対しても曲げない。

娘たちの才能を見込んで無料でコーチしてくれてるプロが指導している間も横から口を出す。

これは誰でも入社したての頃通るだろう道。

こっちの先輩はさっきの先輩と違うことを言ってるけど

どっちのいうことを聞けばいいのかと思い悩んでしまう様子と似ていた。

第三者的に見ながら

「おやじは少し黙ってろ素人め!!娘が困惑するだろう、邪魔だー!帰れ!」

と何度思ったことか。

有名なコーチに対して太々しい態度をとる様子を見て

「まだ娘たちはなんの利益も出していないのに威張るなおっさん!」と何度思ったことか。

だけどこれらはすべて娘たちを辛い目に合わせないために

世間に叩かれたりしないようにと守るために虚勢を張ってやっていたことで

そこには私には安易に理解しがたい黒人社会の闇が関係していた。

 

娘たちはお世話になっているコーチにも

プロのテニスプレイヤーにしようと手を貸そうとしている人たちにも

高圧的な態度で接したり、少しのことで怒り出したりする姿を見て

困惑していただろうし、お父さんが邪魔だと思うこともあっただろうなぁ。

だけど、そうは思いつつ心の中の大きな支柱でもあったのだろうと感じた。

映画は、主にお姉さんの方にフォーカスしていましたが

妹さんのストーリーも、もう少し見たかったなぁ。

妹さんのシーンで強く印象に残っているのは、お母さんのアグレッシブな熱血指導ですね。

私見逃したのかもしれないけどお母さんってテニスの何者なのだろう

お仕事は看護師さんのようでしたがテニスの指導が激熱でかっこよかったです。



そうだなぁ。

この映画から学んだことは確固たるプランがあれば

諦めずにめげずにアタックすることをやめなければ

夢はかなう。

ということなのですが、私は主人公のお父さんのように

ひとつのプランを誰にいかなることを言われようと曲げないという

信念も自信も・・・、ないっす。

って思いました。

無いは無いなりに楽しく、平々凡々と生きていこうと思います。

平々凡々、普通の人が応援するからこそ

天才は努力できるし才能を発揮できるのだ。

などと書いていたら

「いやいや、お前も少しは努力しろよ。」

って別の自分が言っている。

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